ハッピー＆ブルーのリーダー、敏いとうさん死去 前立腺がん、84歳
「星降る街角」「わたし祈ってます」などで知られるムード歌謡グループ、敏いとうとハッピー＆ブルーのリーダー、敏いとう（とし・いとう、本名・伊藤敏＝いとう・さとし）さんが亡くなったことが14日、分かった。84歳だった。 関係者によると、前立腺がんのため10日に息を引き取ったという。葬儀は家族葬で営む。 敏さんは熊本県出身で、青学大経済学部、日大獣医学部卒。獣医師として作曲家、遠藤実のペットを診察したのがきっかけで芸能界入り。1971年に敏いとうとハッピー＆ブルーを結成し、「夜の花びら」でデビュー。「よせばいいのに」などをヒットさせ、「ムード歌謡の帝王」と呼ばれた。 91年に一時休業するも96年に再結成。2021年には継承グループ、新☆（SHINSEI）敏いとうとハッピー＆ブルーの最高顧問に就任した。 政治への関心も高く、10年の参院選に国民新党から立候補するも落選。その後は闘病生活を送っていた。
