【RIZIN】伊藤裕樹が3連勝、36歳・上田将年を退ける
RIZIN LANDMARK 8 in SAGA 2024年2月24日(土)佐賀・SAGAアリーナ 【写真】飛びヒザ蹴りを発射する伊藤 ▼RIZINフライ級(57.0kg)5分3R 〇伊藤裕樹(ネックス)56.55kg [判定3-0] ×上田将年(G-face TEAM緒方道場)56.90kg 伊藤は2連勝中のストライカー。DEEPフライ級GP準決勝で本田良介に判定負け後、2023年5月のRIZINで山本アーセンに判定負け。7月の『超RIZIN.2』でヒロヤにスプリット判定勝ちすると、10月にRTU帰りのトップノイ・キウラムにもスプリット判定勝ち。3連勝なるか。 福岡出身の上田は、長いリーチを活かした打撃と寝技でコントロールするベテラングラップラー。2020年12月のPANCRASEで杉山廣平にスプリット判定勝ちすると、2021年5月のフライ級 暫定王者決定4人トーナメント1回戦で猿飛流にスプリット判定負け。10月に小川徹とのフライ級暫定王座戦で判定負けで戴冠ならず。2022年は有川直毅にスプリット判定勝ちも鶴屋怜、伊藤盛一郎相手に連敗。23年11月の「BLOOM」でモンゴルのツェルマー・オトゴンバヤルに判定勝ちで再起を遂げた。地元福岡で消防士をしながら格闘技を続けている。 1R、サウスポー構えの伊藤は右ロー。さらに左ボディストレートから組み。オーソの上田とともにアームロックのかけあい。両者ともにクラッチを外さず。手首を深く抱えるのは上田。膠着ブレーク。 右ハイをガード上に打つ上田に、左ボディで詰める伊藤は右から左ボディ。さらにストレート。ガードする上田は、右ハイも遠い。 左ジャブをかわした伊藤は左ストレートを上下に突く。上田は遠間からシングルレッグで金網に押し込むが、頭を潰す伊藤は鉄槌。引き出そうとする伊藤にすぐにケージに戻り、右足を手繰ろうとする上田に力を使わせてがぶり、左の細かいパウンド。 2R、右前蹴りを突く上田は右ハイも。しかし詰める伊藤は左を上下に突いて組みに。しかし両足を飛ばした伊藤が滑り頭が上田の頭にバッティング。中断。 再開。右ミドルを当てる上田。シングルレッグで組みに行く伊藤を差し上げ切る。伊藤は左の飛び込みで出入り。上田は右前蹴りでケージ背に。伊藤は左ボディストレート。左ストレートに上田は組み。しかし、右で差す伊藤。上田はケージ背に左足を内股に。その脇を潜りスタンドバックを奪う伊藤。上田のアームロック狙いも再びブレーク。 伊藤の左ハイをかわした上田が乾坤一擲の組みに。ボディロックを組んで崩すが、倒されない伊藤が右小手のままゴング。 3R、伊藤の右ジャブ、左ストレートの打ち際に組む上田だが、伊藤が右を差して押し込み。上田は長い左足を大内にかけて防御。ブレーク。 伊藤の左右にダブルレッグに入る上田。ここも凌いで右で小手巻く伊藤。上田は左差しで押し込みボディロックを組むが、右の小手が深い伊藤はケージ背にディフェンス。ここもブレーク。 右ハイを突いて組みに行く上田にサッカーキックの伊藤。左右で前に出ると上田の組みをがぶって立ち際に右のサッカーキックをかすめる。下になる上田は手首を掴もうとするが離れた伊藤は蹴り上げを警戒しながら離れる。 ブレーク。詰める伊藤に右ハイは上田。ブロックする伊藤は左を突いて跳びヒザで前に。ボディロックで回してテイクダウン! サイドを奪うもゴング。この際で左瞼を切った伊藤、頭後ろをカットした上田。 判定は3-0で伊藤が勝利。3連勝をマークした。
ゴング格闘技