緩和県も大イベント、県外移動は控えてほしい

安倍：これまでの緊急事態宣言の下、国民の皆さまには最低7割、極力8割、人との接触を削減する、本当に大変なご協力をいただいたことに感謝申し上げたいと思います。その結果、成果も出てきております。 　ただ、今の現状においては、まだ医療現場は大変厳しい状況でございまして、この状況を変えていく上においては、今、入院・療養されている方々がおられますが、退院される、あるいは回復されて退院される方の数を新たな感染者が下回るレベルにしていきたいと、こう思っております。そのためにさらなるご協力をいただきたいと思いますが、その中で、特に警戒が必要な13都道府県につきましては、この極力8割というお願いは続けさせていただくところでございますが、今まで大変なご協力をいただいた結果、収束の方向に日本全体、向かっておりますので、この13都道府県も含めてですね。ですから、博物館や美術館や図書館や、もちろん公園も、これからはどうか利用していただきたい。行っていただくのは問題ないということになりました。 　それ以外のところについては、社会経済活動と感染拡大、感染を防止する、これを両立させる方向で段階的に前に進んでいくということになると思うわけでありますが、その中でも3密は避けていただきながら注意もしていただきたい。そういう中で全国ではやはり、こういうところも含めまして、大きなイベントは控えていただきたいと思いますし、県をまたいでの移動ということもできる限り控えていただきたいと、こう思います。なんとかその中で、われわれ、収束を目指したいと思っています。 馬場：万が一、リスクが高まってしまったらという心配の声がありますが、緩和された県であっても県外への移動は控えてという工夫をしながらということですね。 安倍：そういうことですね。緩和された県と特別警戒の都道府県との違いはあるんですが、そういうところをまたいで行くことはどうか控えていただきたいと思います。 馬場：はい。山中先生はどのようにご覧になっていますか。