【日本ダービー】無敗のダービー馬誕生なるか!指揮官が語るシックスペンスの現状
日本ダービー シックスペンス 国枝栄調教師 ――前走のスプリングステークスは1着でした。レース内容を振り返ってください。 国枝調教師(以下、国):スローペースのなかでもしっかり折り合って走れていましたし、終いも良い脚を使って後ろを突き放していましたからね。かなりレベルの高い勝ち方をしてくれたと思います。 ――この中間の過ごし方を教えてください。 国:前走後はノーザンファーム天栄へ放牧に出しました。皐月賞の権利は取れましたが、オーナーサイドと相談してそこは見送ることにして、ダービーに向けて調整してきました。美浦へ戻って来てからも順調に本数を重ねていますし、良い雰囲気ですよ。 ――5/16(木)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。 国:併せ馬でしっかりやろうと思っていました。助手が乗ってサトノエピックと併せましたが、時計も良かったです。直線で少し左に逃げ気味ではありましたが許容範囲でしたし、思っていた通りの追い切りが出来ました。 ――前走のときと比較して、馬の状態についてはどのような印象をお持ちですか。 国:グンと良くなっていますよ。競馬を3回使われてこの中間の追い切りもしっかりやれていて体調も良さそうです。 ――東京芝2400という舞台適性への見通しは。 国:初めての左回り、初めての長距離戦ですが、乗りやすい馬なので問題ないと思います。 ――今回は川田騎手とのコンビで臨みます。 国:あれだけのジョッキーなので安心しています。最終追い切りに乗ってもらう予定ですし、そこで感触を確かめてもらえればと思います。 ――いよいよダービーです。先生はダービーというと過去のどのレースを思い浮かべますか。 国:ディープとかすごい馬ばかりなので、どれかひとつを選ぶのは難しいですけど、強いて言えばヒカルイマイが勝ったダービーかなあ。初めてテレビで観たダービーだったので。田島良保さんが後方一気で勝って、格好良かったよね。自分の馬が出たダービーはどれも思い出があるし、やっぱり自分の馬が勝てればそれが一番ですね(笑)。 ――先生の厩舎は3年振り8回目のダービー挑戦です。最後に意気込みをお願いします。 国:ここまで良い感じで調整出来ていますし、チャンスがあると思っています。しっかり力を出し切るような競馬をしてくれれば、と思います。
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