エイドリアン・ニューウェイ「新たな挑戦をする良い機会」レッドブルからの離脱について声明発表|F1
レッドブルF1チームは1日、エイドリアン・ニューウェイが同チームのF1マシン開発から離れることを発表した。 ニューウェイ氏本人はレッドブルの公式メディアを通じて、19年間在籍したチームへの感謝を示している。 「私の夢はF1のエンジニアになることでしたが、幸運にもその夢を現実にすることができた」 「ほぼ20年にわたって在籍したレッドブル・レーシングは当初、新興チームだった。それから複数タイトルを獲得できるようなチャンピオンチームになるまで成長し、その中で重要な役割を果たせたことを大変光栄に思っている」 「今、そのバトンを他の人に渡し、自分自身も新たな挑戦をする良い機会だと感じているよ」 「これまでお世話になった故ディートリッヒ・マテシッツ氏、マーク・マテシッツ氏、チャレルム・ユーヴィディヤ氏、レッドブル在籍中、私のビジネスパートナーであるだけでなく友人でもあったクリスチャン(ホーナー代表)にも感謝を示したいと思う。私たちファミリーをサポートしてくれているオリヴァー・ミンツラフ、私の親友であるエディ・ジョーダンにも感謝しているよ」 ニューウェイはレッドブルのハイパーカーであるRB17の最終開発を終えた後、2025年の第1四半期をもって完全に離脱することになる。 レッドブルはこれまで、ニューウェイ氏デザインによるマシンで7度のドライバーズタイトル、6度のコンストラクターズタイトルを手にしている。 なお、現時点でニューウェイがレッドブルの次にどのチームに加わるのかは未定。アストンマーティン、フェラーリ、メルセデス、マクラーレン、アウディ(現キックザウバー)などがその候補として報じられているが、引く手あまたな状況であることは確か。 優勝請負人とも称される“空力の鬼才”ニューウェイがどのチームに新天地を求めるのか、2026年の新レギュレーションに向けて今後もその動向が注目される。