ゲームや映画鑑賞を、より没入的に!Windows 11 の「立体音響」機能を有効にする方法
Windows 11には、「立体音響」というオーディオ機能がわかりづらいところに隠されており、目にしたことがない人もいるかもしれません。 ゲームや映画鑑賞を、より没入的に!Windows 11 の「立体音響」機能を有効にする方法 PCに接続しているハードウェアにある程度依存するのですが、映画鑑賞であれゲームであれ、システム上で再生されているオーディオすべてに対して、立体音響はより没入感のある立体的なサウンドスケープをつくり出すことを目的とした機能です。 どんなヘッドホンでも試すことが可能で、サウンドバーやマルチスピーカーのセットアップでも機能します。 立体音響には知っておいたほうがいい種類がいくつかありますが、持っている(または購入したいと思っている)スピーカーやヘッドホンを「立体音響」と一緒にウェブ検索すると、さらにヒントが得られるはずです。 ここでは、立体音響の仕組みと、使用中のシステムで機能を有効にする方法についてご説明します。
立体音響の仕組み
オーディオの没入感を強化することを目的とした立体音響は、ステレオスピーカーやステレオヘッドホンしか使っていないとしても、さまざまなオーディオのテクニックを使ってサラウンドサウンドの効果を再現しようとします。 たとえば、ゲームの音が後ろから聞こえてくるようになるかもしれません。 ほかにも、立体音響が使うテクニックの1つが、ピッチの変化。ピッチを変化させると、距離感を表現することが可能になります。 立体音響のテクノロジーでは最大33個のチャンネルを一度にサポートできるため、異なるオーディオを分離して配置するにあたって、プログラムやゲームにかなりの幅を持たせることができるのです。 Windowsユーザーなら誰もが使える立体音響のオプションは、「Windows Sonic」と呼ばれています。 いつものヘッドホンがグレードアップしそう この内蔵オプションはヘッドホンにも対応しており、どんなヘッドホンでも多かれ少なかれ使えるはず。ヘッドホンの品質や性能によって違いが出る可能性が高いので、空間サウンドから得られる効果は場合によって異なることがあります。 また、Dolby Atmosに対応したヘッドホンやスピーカーでは、Dolby Atmosの空間オーディオを使用することもできます。ただし、有料なのでご注意を。 Dolby Accessをダウンロードしてインストールする必要があり、料金は一回限りの支払いで15ドルかかります。無料トライアルがあるので、お金をかける前に自分のシステムで試したほうがいいでしょう。Dolbyの実装についての詳細はこちらをご覧ください。 立体音響から得られる効果は、コンピューターのサウンドカードやオーディオの再生に使用するアプリケーションによっても異なります。 7.1オーディオ・チャンネル用にミックスされた映画やゲーム、音楽は、立体音響を有効にすると最高の音質になりますが、この機能を最大限に活用するには試行錯誤が必要になるかもしれません。