横浜国際プール再整備計画案 補助プールの新設を検討
横浜市都筑区にある横浜国際プールの再整備計画案をめぐり、メインプールを廃止した場合の措置としてサブプール用の補助プールを新たに設置する方向で調整していることが分かりました。 横浜国際プールは、メインアリーナをプールから体育館へ床転換する際に年間およそ5100万円の費用がかかり、この作業によって約2カ月間の利用休止期間が発生するなど問題視されています。 これらを踏まえて市はことし6月、メインプールを廃止して通年で体育館に一本化する再整備計画案を示していました。 これに対し、県内の水泳団体などは大会の開催に支障が出るなどとして反発しています。 この再整備をめぐり、関係者などによりますと、市はメインプールが廃止になった場合、サブプールの補助プールを新設する方向で調整していることが分かりました。 メインプールで開催されている大会をサブプールでも行えるようにする対応とみられますが、補助プールの具体的な設置場所や整備費用などは明らかになっていません。 一方、市は14日、横浜国際プールの再整備計画案に対する市民意見を公表しました。 寄せられた市民意見は3208件。 そのうち53.4パーセントが「通年で体育館化に理解を示す」、34.4パーセントが「メインプールの継続を求める」、5.4パーセントが「通年でメインプール化を求める」でした。 これらの結果に対し、横浜市の山中竹春市長は「税金を使うので市民の希望する多くの声が上がっているものを作ることが必要。 誰のための施設なのかということをふまえるべき」と話しています。市は12月以降に再整備の原案を示す予定です。
tvkニュース