「記者の方に評価されても…。なんとも言えません」かつて大迫勇也にインタビューした際の驚愕回答。選手は誰に評価されるのが一番嬉しいのか【コラム】
「その程度の感想かいっ!」と
かつて、ケルン在籍時代の大迫勇也にインタビューした時のことをよく覚えている。当時「あまり話さない選手」と聞いていたので少し緊張しながら現場に向かった記憶があるが、彼とのやり取りで何より印象的だったのは以下の質問に対する答だった。 【画像】サウジアラビア・オーストラリアと対戦!W杯アジア最終予選で難敵との連戦に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介! 質問:「『ワールドサッカーダイジェスト』の『2016-17シーズンのベストプレーヤー』(2017年6月1日号)という企画で、大迫選手はブンデスリーガの最優秀トップ下/攻撃的MF部門にノミネートされていました。ドイツ人のヘアマン記者はそこで大迫選手を次のように評しています。『大迫がしっかりボールをキープしてくれるから、アントニー・モデストはゴール前の仕事に専念できた。派手さはないけど、評価に値する仕事ぶりだった』と」 大迫:「記者の方に評価されても。なんとも言えません(苦笑)」 「その程度の感想かいっ!」と心の中でひとりツッコミした自分がいた。ポジティブな答を期待していた部分があったので、「そういうものか」と少々驚いた。 その後、他の選手にもインタビューしていくうちに分かったのは、「誰に評価されるのが一番嬉しいのか」だった。プロサッカー選手全員がそうではないだろうが、“誰”に当てはまるのは“同業者”、つまり選手である。 実際、サッカーダイジェスト恒例の「Jリーグ年間ベストプレーヤー」という企画で受賞者に感想を訊くと、こんな答が返ってくる。 「同じ選手に評価されたのが何より嬉しい」 文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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