田んぼを冷やす! 猛暑に負けないおいしい県産米を作るために常に水の入れ替えを 山形
さくらんぼテレビ
今年も猛暑による農作物への影響が懸念される中、稲の穂が出る出穂期を前に、山形市で高品質のコメを作るための対策会議が開かれた。 3日の会議には、県や気象台の担当者などが出席し、最初に現在の稲の生育状況が報告された。 今年は5月下旬の低温の影響で生育が遅れ気味だったが、6月の高温以降は急激に進んでいるという。 「はえぬき」や「雪若丸」「つや姫」は、稲の穂が出る出穂期がそれぞれ例年より2日~4日ほど早まる見込み。 そして気象台によると、今年の夏も「かなり暑くなる」見込みだとして、稲の高温対策について話し合われた。 去年の猛暑で多く発生した「胴割れ」などの高温障害を防ぐため、県は、田んぼに水をずっとためるのではなく、常に水の入れ替えを行って水田を冷やす対策をとってほしいとしている。 (県農林水産部・中野憲司次長) 「気象台からは、この夏は昨年と同様『非常に高温になる可能性がある』と会議で示されている。いよいよこの夏が来たということで、今まで勉強してきたこと・やるべきことをしっかりやっていただき、“昨年の轍は踏みたくない”という気持ちできょう(3日)会議を開いた」 県は今後、ラジオなどでも農家に対し対策を呼びかけていくとしている。
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