「イカゲーム」シーズン2配信開始! 韓ドラのプロがネタバレなし最速レビュー&キャラ解説
そして実はギュヨンには「前から知り合い第4弾」もいるんですね。どうやら脱北以前から知っているらしいその人は、ゲーム運営側の「部隊長」と呼ばれる上司にして、シーズン1から続いている臓器売買の黒幕です!「なんぼ何でも臓器売買はひどくないか」と感じるギュヨンは、密かにこれを妨害しているんですね。思うに、ここに『イカゲーム』における倫理の境界線、弱者が弱者を食い物にすることの究極が示され、あんたはそういう社会でも「仕方ない」って許容すんのかよ?とすべての人間を揺さぶってるわけです。これシーズン3の核心、この世界をぶっ壊れるのかどうかにつながっていく話だと、渥美は予想しています!
チェックしたい曲者キャラたち(ノ・ジェウォン&イ・デビット&チェ・グッキ)
さて最後に渥美の大好物、「こういう人が引っ掻き回すとドラマめちゃくちゃ面白くなんだよね~!」なクセ者キャラを3人ご紹介します! まずはラッパーTOPの腰巾着でシワンに粘着するノ・ジェウォン(『サムシクおじさん』)。「オクタゴン」ならぬ「ペンタゴン」というクラブを経営していたプロモーターで、強者にはヘラヘラと媚びへつらいながら弱者をあからさまに蔑む、特に女子に対しては差別意識とミソジニー丸出しという絵に書いたようなクソ野郎です。ドラッグ依存のこの男、たまに禁断症状で手が震えてまして、TOPが隠し持つドラッグを密かに狙っています!いざとなったら何するかわかりません!
さてこのジェウォンに「どうみてもザコ」とターゲットにされるのが、『梨泰院クラス』でもアン・ボヒョンに虐められてたイ・デビッド。常に盾となってくれる人の影に隠れ、そういう存在がない時は「つかいっぱ」として徹底して言いなりになっちゃう人。もちろんいじめる人が一番悪いのは承知ですけども、こういう人は自分が矢面に立つのを恐れるあまり、理不尽なシステムを補強する存在になってしまう、いわゆる「凡庸な悪」の典型なんですね。こういう人が実は一番がヤバイような気がします!