【中山牝馬S】1番人気が9連敗中!大波乱レースで浮上する軸馬候補と人気薄
3月9日(土)に行われる中山牝馬ステークス(G3、中山芝1800m)は、牝馬限定のハンデ重賞とあって波乱含み。1番人気馬が14年フーラブライドの勝利を最後に9連敗中と、予想もひと筋縄ではいかない難解レースです。 そんなこの一戦ですが、実は拍子抜けしてしまうほどに簡単な狙い目が存在します。それはズバリ、「差し馬」を狙うこと! ▼中山牝馬S「脚質」別成績 逃げ [1-1-0- 8] 先行 [1-4-1-25] 差し [8-6-5-46] 追込 [0-0-3-42] (※過去10年) 小回り中山のイメージに反して、過去10年は差し馬が8勝をマーク。「直線が短い=逃げ先行有利」という安易な認識は禁物です。 また出走馬のローテーションにも注目。特に直近のレースで長い距離に使ってきた「距離短縮馬」の活躍が目立ちます。 ▼中山牝馬S「前走距離」別成績 距離延長 [3-3-3-45] 同距離 [0-2-2-15] 距離短縮 [7-6-4-62] (※過去10年) そして「距離短縮」かつ「前走差し」の条件を同時にクリアしていた場合、成績は[5-4-3-26]まで好走率アップ。該当馬の一例を以下に記します。 23年1着 スルーセブンシーズ(2人気) 21年1着 ランブリングアレー(7人気) 20年1着 フェアリーポルカ(3人気) 18年3着 レイホーロマンス(9人気) 16年1着 シュンドルボン(4人気) 16年3着 メイショウスザンナ(15人気) 15年1着 バウンスシャッセ(3人気) 1人気ではない馬の勝ち切りや、あるいはメイショウスザンナのような人気薄での激走が多いことにお気づきでしょうか。これこそが冒頭で述べた「拍子抜けしてしまうほどに簡単な狙い目」なのです。 そして今回「距離短縮」かつ「前走差し」の競馬をしていたのは、どちらも芝2000mで行われる愛知杯からの参戦となるコスタボニータ、タガノパッションの2頭。前者は勝ち切りまで見える軸馬候補として、後者は配当に色を付けてくれる人気薄として、それぞれ期待大です!
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