老人ホームの入居者ら36人が食中毒 下痢や嘔吐の症状訴え 一部の人から「ノロウイルス」施設提供の食事が原因と断定 給食業者に3日間の営業停止 京都市右京区の施設
京都市は右京区内にある介護付き有料老人ホームで提供された食事を食べた36人が嘔吐や下痢などの症状を訴えいて、うち13人からノロウイルスが検出されたと発表しました。市は施設で提供された食事が原因とする食中毒と断定し、給食委託業者に3日間の調理室での営業停止を命じました。 京都市によりますと、1月18日に京都市右京区内にある介護付き有料老人ホーム「ベストライフ京都西京極」から「16日~18日にかけて下痢や嘔吐などの症状を入所者ら32人が訴えている」と市に連絡があったということです。 市が調査したところ、調査ができた91人のうち36人が16日未明~18日正午にかけて嘔吐や下痢などの症状を訴えていることがわかりました。またこのうち13人からノロウイルスが検出されたということです。 市は共通する食事が施設で提供された食事のみであることや発症状況が類似していることから、1月13日以降に施設で提供された食事が原因とする食中毒と断定しました。 このため、市は給食委託業者である「アスモフードサービス」に対して23日から3日間の施設の調理室での営業停止を命じました。