大関・豊昇龍が小結・大の里に3場所連続で下手投げで完勝 「気持ちよかった」25歳の誕生日を自ら祝う
◆大相撲 ▽夏場所11日目(22日、東京・両国国技館) 大関・豊昇龍(立浪)が小結・大の里(二所ノ関)に過去2場所と同じような展開で完勝した。立ち合いで巨体を受け止めると、右をねじ込む。前に出てきた相手の力を生かして、豪快にひっくり返した。3場所連続での下手投げ。「まわしが取れていた。気持ちよかったね」と汗をぬぐった。 【夏場所】番付&星取表 この日が誕生日。昨年までに3年連続で負けており、結びでの勝利に「自分への誕生日プレゼントになったかな」と上機嫌。25歳になったことについては「勝って始まってよかった」と振り返った。 大の里は1学年下で日体大柏高時代から対戦経験がある。ずっと意識しており、「負けたくない気持ちがあった。(昨年)入門してから三役まで来たのでしっかり集中してやるしかない」と燃えていた。 八角理事長(元横綱・北勝海)は「見事な投げだった。裏返しだからね。大関として強いところを見せられていいんじゃないか」と絶賛。単独トップの湘南乃海とは2差で、混戦の優勝争いについては「意識していない」と足元をみつめた。
報知新聞社