１０日、福岡県宗像市沖で出火し、消火活動が続いていた海上自衛隊の掃海艇が１１日未明、転覆しました。 １人が行方不明となっています。 福岡海上保安部によりますと、１０日午前１０時前、宗像市の大島沖を航行中の海上自衛隊の掃海艇「うくしま」から、「エンジンルームで火災が発生。１人が取り残されている」と、救助要請がありました。 福岡海上保安部の巡視船などが現場に急行し、消火活動にあたっていましたが、１１日午前０時５分ごろ、転覆したということです。 「うくしま」は、機雷を取り除く任務にあたる木造の船で、乗組員３８人のうち、１人が煙を吸って病院に搬送されたほか、出火当時、エンジンルームで作業にあたっていた古賀辰徳３等海曹（３３）の行方が分かっておらず、福岡海上保安部は潜水捜索の準備をすすめています。