４月２４日、原油先物価格はアジア市場序盤の取引で上昇している。写真は２０１９年１月、アルゼンチンのネウケン州で撮影（２０２４年　ロイター／Agustin Marcarian）

Katya Golubkova [東京 ２４日 ロイター] - 原油先物価格はアジア市場序盤の取引で上昇している。先週の米原油在庫が予想に反して減少したことから需要拡大期待が高まっている。 ００３１ＧＭＴ（日本時間午前９時３１分）時点で北海ブレント先物は０．０９ドル（０．１％）高の１バレル＝８８．５１ドル。米ＷＴＩ先物は０．１０ドル（０．１１％）高の８３．４５ドル。 市場筋が米石油協会（ＡＰＩ）のデータを引用して明らかにしたところによると、１９日に終了した週の米原油在庫は３２３万７０００バレル減少した。ロイター調査のアナリスト予想は８０万バレルの増加だった。 英国と欧州連合（ＥＵ）では６月に利下げが実施されるとの観測が高まっており、景気や原油需要が下支えされる可能性がある。 キャピタル・エコノミクスは、ユーロ圏と英国では今月、企業の活動が約１年ぶりのペースで拡大したとし、経済成長が引き続き勢いを増していることが示されたと指摘した。