タッちゃんにだまされた!【大島康徳の負くっか魂!!第95回】
この試合はお前にやる!
入団会見。僕の後ろが正田。その左が田中。そして、右手前が東大君
プロ野球キャンプが始まって、もう2週間以上です。選手たちも、今が疲れのピークでしょうね。 特に若手選手は、ほかの選手の仕上がりや自分の置かれている立ち位置が気になり、自分のペースを守るというのがなかなか難しい。でも、ケガをしてしまったら元も子もありません。自分の目指す目標を着実にクリアしながら、開幕に向けて仕上げていって欲しいと思います。 キャンプの時期、スポーツニュースを見たり、スポーツ新聞を読んだりすると、自分の現役のころを思い出します。あのころは、朝、目が覚めると、今日はヒジは痛くないか? 足は痛くないか? と体の状態を確かめるところから1日が始まりました。もう現役をやめて25年になりますが、実は、今もその習慣は残っていて、毎朝、確かめてしまいます。体にしみついた習慣なのでしょう。 そうそう、私が若かったころは、ドラゴンズのキャンプは沖縄ではなく、兵庫県の明石市や宮崎県の串間市で行われていました。 昔の冬はいまよりずっと寒かった。特に明石は、キャンプインの時期にいつも雪が降っていましたしね。オフの間、しばらくバットを振っていないものですから、手の皮膚も柔らかくなりバッティング練習をしても、とにかく手が痛いんですよ。寒いからなおさらですよね。そこで考えたのがスキー用の手袋を右手にはめてのバッティングです。あれはわれながらナイスアイデアでした。 僕は、右ヒジに故障を抱えていたこともあって寒さが本当に堪えました。今みたいに、自主トレにしろキャンプにしろ、暖かい場所でというのは大正解だと思います。 では、今回も1999年大島の日本ハム新監督時代にタイムスリップ! ドラフト話の続きをします。 あのときの1位は、桐生第一高の正田樹でした。夏の甲子園で優勝した左腕です。競合なしでしたし、スカウトも僕もまずはニンマリです。 意地の悪い言い方になりますが・・・
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週刊ベースボール