これ見落とすとスーツが台ナシ!? 靴とベルトの関係性とは?
ジャケットのボタンを外した際が勝負ドキです!
靴がブラックのスムースカーフだからといって、厳密にカーフでなくてもOKです。こちらはまさにビジネスベルトとして正統派と言える、シンプルなスクエアバックル。バックルの主張が控えめなものを選ぶのも、正統派スーツの基本です。ちなみに靴とベルト、そして鞄に加えて、さらに腕時計がストラップの場合はそちらも色を合わせましょう。
内羽根ストレートチップの美艶もシンクロを
言わずと知れたストレートチップ靴における名作中の名作「シティII」。ダークカラーのスーツとの組み合わせは、実に都会的でスタイリッシュです。美しい光沢を放つカーフレザーは、もちろんお手入れ必須。ということは、黒ベルトだって同じくメンテナンスを心がけましょう。
鞄も色を統一すると、一層洒落感アップ
靴とベルトに合わせて、鞄も黒で統一。それにより全体の洒落感がさらに上がります。ただし、鞄は靴とベルトのように質感までも綿密に合わせなくてOK。といっても、正統派のストレートチップ靴に合わせるなら、ナイロンじゃなくてレザーを選びたいところです。
ブラウンスエード揃えでオヤジの余裕を演出
パーフォレーションがあしらわれた、スエードのストレートチップ「ブリストル」。繊細な起毛がシックで品良い印象を与える名作ですが、そんな一足に合わせるならやはりスエードのベルトを。コチラは、ダニエル アンド ボブへのビームスFの別注。上質なクオイオレザーが、名門靴の繊細な起毛感とマッチします。異なるブランドでも、なるべく色のトーンを合わせるのもポイント。
カジュアル寄りな靴ならこんな選択肢もアリ
オンオフ兼用できる名作靴といえば、やっぱりジェイエムウエストンの「ゴルフ」でしょう。ゴルフ場の芝で誕生したと言われていますが、スーツやセットアップにもマッチ。とはいえカジュアル寄りの靴なので、ベルト選びにもやや幅が出てきます。例えばUチップのステッチを意識して、こんなメッシュベルトもありかと。といっても、素材はちゃんとレザーで、色も黒で合わせましょう。
靴のスタイルに応じてベルト幅も調整を
スリッポンのなかでも、浅い甲が色気のあるベルジャンシューズ。これからの季節はコットンやリネンといった春夏素材のスーツやジャケットスタイルの足元にうってつけです。細身でミニマルなデザインが特徴とあって、ベルトも細身なものを合わせるのが吉。靴とベルトの相乗効果で、品良くも色気のあるスーツ&セットアップになるはずですよ。 ※掲載商品はすべて税込み価格です 写真/人物・HIRO KIMURA、静物・島本一男 スタイリング/髙塩崇宏 ヘアメイク/服部さおり 文/安岡将文 編集/大崎文菊(Web LEON)