「競馬騎手はヒーロー」馬術界の新星は夢へ突き進む 競技歴半年で全国切符 山梨県
現在は部活動をやめ、乗馬一本に絞った德満選手。乗馬クラブの仲間と一緒に競馬学校の入学試験や全国大会に備え、必要な技術と知識を急ピッチで吸収しています。
西塚代表 「この乗馬歴(半年)で権利を取ったというのはすごいこと。あとは実際に本番に向かってこれからちゃんと基礎練習をする。本番はコースも難しくなるので、それに対応できるようにしっかりと練習していくことが、彼の今の大事なところ」
德満選手 「学校が終わった後に体育館を借りてトレーニングしたり、中学校の校庭でランニングしたり、家で懸垂のトレーニングしたり、フィジカルトレーニングしたりしている。お金はすごくかかるし、そこを出してもらってるのは(両親に)感謝しかない。(北杜市まで)送ってもらい、僕のために時間を削ってくれる。(きょうだいの中で)一番時間かけてくれて本当にありがたい」
感謝の心で夢へと突き進む德満選手。その目指す先は―。
德満選手 「トップジョッキーになりたい。日本ダービーで勝って『蔵真コール』を言ってほしい。『くらま~』って」
德満選手に聞くと、一番の不安は筆記テスト。両親が過去の試験問題を取り寄せてくれたそうですが、まだまだ勉強しなければならない、とのことです。自宅では父親が設置した器材を使ってトレーニングするなど、いつでもどこでも努力を積み重ねる14歳。夢への挑戦はこれからも続きます。 (「YBSスポーツ&ニュース 山梨スピリッツ」2024年6月30日放送)