【オリックス】岸田護新監督が訓示「個人個人の能力は高い子らが多い」「本当にひとつの塊となって戦っていける、そういうチーム…」
今季限りで退任した中嶋聡監督(55)の後任として岸田護新監督(43)が就任したオリックスは17日、大阪市此花区(舞洲)の球団施設で始動した。「皆さん、やるぞ、という顔をしていたと思います」と岸田新監督。秋季練習開始前、ベテランの杉本裕太郎外野手や森友哉捕手、宮城大弥投手ら選手に訓示。「新たに始まるところなので、去年の反省も踏まえ、でもまた新しいチームをつくっていけるようにっていうところの話。チーム全員で戦っていける、同じ方向を向けるというところを大事にしたいという話はしました」と囲み取材で明かした。 中嶋監督4年目の今季はリーグ4連覇を逃し、63勝77敗3分けの借金14で、優勝したソフトバンクに28ゲーム差をつけられ、4年ぶりのBクラスに沈んだ。岸田監督は6月に2軍担当から1軍へ配置転換となって、中嶋監督を支えていた。投手陣にも故障者が続出したが、それでもチーム防御率2・82はリーグ2位と好成績を残した。その一方で、チーム総得点402、チーム打率2割3分8厘、チーム本塁打71本はそれぞれリーグ5位と得点力不足に苦しんだ。 「個人個人の能力は高い子らが多いと思ってますから、その子らが本当にひとつの塊となって戦っていける、そういうチーム、そういう選手たちにもっていけると思ってますから、それをしっかりサポートして、マネジメントできるようにという話も踏まえて、そういうところを目指してやっていきたいと思っています」 V奪回へのスタート。改めて目標を問われた岸田新監督は「ファンの方たちに喜んでもらって、応援したくなるような空気のチームにしていきたいと思いますので、必死に頑張って喜んでもらえるようにやっていきたいなと思います。優勝目指して、全員でやります。それだけです」と力強く誓った。
中日スポーツ