出荷が終盤を迎えたトルコギキョウ＝新庄市昭和

　冠婚葬祭用の切り花として重宝されるリンドウ科の植物・トルコギキョウの出荷が新庄市昭和地区で終盤を迎え、生産者が作業に汗を流している。 　花き農家後藤正彦さん（67）方では、ハウス7棟で一重咲きや八重咲きの品種を栽培している。7月下旬の豪雨により、一部のハウスで畝と畝の間に水がたまり、根が傷むなどの影響が出たが、全体では例年並みの出荷量を見込む。 　後藤さんと妻の千代子さん（67）は「さまざまな大きさの花があり、色合いの鮮やかさも魅力。ラベンダー色が特に人気で、落ち着いた気持ちになる」と話していた。 　トルコギキョウの出荷は例年、夏ごろに最盛期を迎え、10月末ごろまで続く。