【新NISA】月「3万3333円」のままは勿体ない?シミュレーションで検証
2024年1月から新NISAが始まりました。 新NISAは、従来のつみたてNISA・一般NISAがさらにパワーアップした制度です。 【写真3枚】月3万3333円の積立投資で5~30年後いくら増える?増額した場合は?《シミュレーション結果表》 ただし、2023年までつみたてNISAをしていた人は積立金額をつみたてNISAの上限である月3万3333円のままにしている人も多いかもしれません。 そこで本記事では、新NISAになって月の積立金額を増やすべきかについて解説します。 積立金額別にみた将来用意できる資産額をシミュレーションするので参考にしてみてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新NISAとはなにか
まずは、新NISAがどのような制度なのか確認しましょう。 新NISAは、従来の一般NISA・つみたてNISAがより充実した制度となっています。 年間に投資できる金額は360万円、非課税期間は無期限です。 つみたてNISAの投資額が年間40万円、非課税期間が20年間であったことを考えると、かなり制度が改善されたことがわかります。 さて、従来のNISAは一般NISA・つみたてNISAのいずれか1つしか利用できなかったため、つみたてNISAを選択した場合には年間40万円、月額では最大3万3333円の上限がありました。 つみたてNISAの積立金額を引き継いで新NISAでも毎月3万3333円の投資を続けた場合、将来的にどれくらいの資産額を用意できるでしょうか。 次章で、5~30年後に期待できる資産はいくらになるかをシミュレーションしてみます。
月3万3333円の積立投資でいくらの資産を用意できるか
積立期間ごとにシミュレーションしてみましょう。なお、運用利回りは年率3%を前提とします。シミュレーションの結果は以下のとおりです。 ●月3万3333円の積立投資で用意できる資産額 積立期間:資産評価額(元本部分) ・5年間:215万円(200万円) ・10年間:465万円(400万円) ・15年間 :756万円(599万円) ・20年間:1093万円(799万円) ・25年間:1485万円(999万円) ・30年間:1941万円(1199万円) 月3万3333円の積立投資を20年間続ければ、1093万円の資産を用意できます。また、30年間続ければ1941万円もの資産を用意可能です。 そのため、月3万3333円の積立投資でも、積立期間が一定あればある程度の資産を用意できます。