コンゴ民主共和国で再び騒乱 戦闘激化で数千人ゴマに避難
ゴマ、コンゴ民主共和国、2月8日(AP) - 中央アフリカのコンゴ民主共和国で、政府軍と反政府武装組織M23の戦闘が激化するなか、戦火を逃れる数千人の村民が、ある者は徒歩で、またある者はバイクで、さらにある者は車で、キブ湖北岸の最大の都市ゴマを目指している。 ゴマには共和国軍の大部隊が駐屯している。 キブ湖北西岸のサクからゴマまで約27キロ、徒歩で約6時間。 反政府勢力の進撃が続く中、少なくとも70%のサク住民がゴマに逃れたが、数日で4人が死亡、25人が負傷したという。 首都キンシャサから遠く離れた東部では、120を超える武装勢力がこの地の金の利権を巡って長年殺し合いを続けている。 昨年12月に再選されたツィセケディ大統領は、公約にもかかわらず、暴力を終わらせるのに苦労している。同大統領は、隣国のルワンダがM23に軍事支援を提供していると非難しているが、ルワンダは否定している。 このこの大規模な武力衝突は、世界最大級の人道危機を引き起こし、昨年10月現在、少なくとも690万人が難民となっており、その多くは、北キブ州やイトゥリ州の遠隔地で支援の手が届かない。 (日本語翻訳・編集 アフロ)