「逮捕されるまで使われ『捨て駒』」 警察官が大学生に“闇バイト”の危険性を伝える 香川
KSB瀬戸内海放送
香川県善通寺市の大学で、警察官が大学生に『闇バイトの危険性』を強く訴えました。 【写真】不審な段ボールが置かれたJR岡山駅(2023年6月)
(丸亀警察署 生活安全課/黒澤康次 課長) 「闇バイトの募集は、アルバイトの募集ではありません。犯罪実行者の募集です」 6日に四国学院大学で開かれた特別講義には、1年生約230人が参加しました。 講義では、身近な友人や先輩から闇バイトに誘われたケースや闇バイトをしていた若者の後悔の声などを紹介しました。 (丸亀警察署 生活安全課/黒澤康次 課長) 「逮捕されるまで使われ、逮捕されたら見捨てられる。『捨て駒』ですね、これが実態です」 (記者リポート) 「若者はSNSで『高額報酬』などと自ら検索し、闇バイトにたどり着いてしまうことも多いということです」 2023年、JR岡山駅などに不審な段ボール箱を置き、職員の業務を妨害した罪で有罪判決を受けた女も、闇バイトに応募したことが犯行につながりました。 警察によると、闇バイトに応募し、特殊詐欺の「受け子」「出し子」などとして検挙される若者が多いということです。 (丸亀警察署 生活安全課/黒澤康次 課長) 「受け子は捕まります。捕まるから、指示役はやらないんです」 (講義を聞いた大学生は―) 「身近でもこんな簡単に起こっちゃうんだなって思いました」 「簡単に他の人の誘いに乗らないことや、分からないことがあれば(人に)聞いたりすることが大事だと思いました」
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