筑北に古民家カフェ開店 コイトさん夫妻が改装
長野県筑北村東条岩戸に17日、古民家カフェ「Silk&Soy(シルク&ソイ)」がオープンした。一昨年、英国から西条へ移住したベンジャミン・コイトさん(60)、有美さん(59)夫妻が、築約160年の古民家をゲストハウス兼カフェとして改装してきた。コイトさん夫妻は村民が気軽に訪れ、ゆったりと時間を過ごしたり趣味を共有し合ったりできる「憩いの場」を目指している。 かつて養蚕や、みそ・しょうゆの醸造が行われたという同古民家の歴史にあやかり、「絹」と「大豆」を店名に入れた。年末年始ごろの開業を目指すゲストハウスは、屋号にちなみ「太まり屋」とする予定だ。 先にオープンしたカフェは、大正・昭和初期のレトロな雰囲気を重視した落ち着いた内装で全16席。ペット同伴が可能なバリアフリー仕様となっている。世界的なニュースチャンネル・CNNのカメラマンだったベンジャミンさんが並べた古い業務用テレビカメラも、店内に趣を添えている。 コーヒー・紅茶や焼き菓子類を提供する。今後、ランチの提供や英会話とビールを楽しむ夜イベント、展示会、趣味を共有するワークショップ、庭でのデッキテラス席やドッグランも用意したいという。有美さんは「店で思い思いの時間を過ごしてもらえれば」と願う。 木~日曜日の午前10時~午後6時に営業する。
市民タイムス