自民また東京で敗れる 国立市長選で推薦した現職、40歳新人に582票差で敗北
東京都国立市長選は15日、投開票され、無所属で元国交省課長の浜崎真也氏(40)が、自民、日本維新の会、公明各党と、地域政党「都民ファーストの会」が推薦した現職の永見理夫氏(75)を破り、初当選した。同市ホームページによると、両者の票差はわずか582票だった。 自民党は派閥パーティー裏金事件が表面化した昨年来、首都東京の市長選や区長選で負けるケースが続いており、大敗した今年10月の衆院選でも30ある東京の小選挙区で、現職の落選が相次いだ。来年は参院選だけでなく、東京都議選も控えている。今回の市長選は大接戦の末の結果だが、今年の衆院選で露呈した有権者の「自民離れ」の克服に向けて、不安を残す結果となった。 投票率は42・21%で、前回の37・18%を5・03ポイント上回った。