定年後、昨日のことも思い出せなくなり絶望…退屈すぎる老後を抜け出すための「驚きの方法」
調子が悪ければやらなくてもいい
午後六時半から七時頃に夕飯をとり、ひと休みします。 でも、そのあとの入浴が大変です。以前は、身体を洗うなど無意識でやっていましたが、今はちょっと身体を動かすだけであちこちが痛い。身体を洗うのは関節をものすごく動かす動作なのだと、この歳になって気づきました。 洗髪してシャワーで流すときも、へたに身体を動かすと痛くなるうえ、お湯が耳の中に入ってしまい、始末が悪い。 日常生活のなかで、「やはり若い頃とは身体が違ってくるんだなぁ」と実感することが本当に多くなりました。 それでも、運動は多少なりともしています。私の病気は、身体をある程度動かすことで筋肉のこわばりや痛みを軽減できるので、昼間の読書のあいまに、筋肉を伸ばすストレッチなど、自分流の軽い体操を三〇分ほどやっています。 もちろん無理はしません。その日の体調に合わせて、三〇分の体操を一五分にすることもありますし、「今日は動くのがきつい」と思うとやらないこともあります。 さらに連載記事〈ほとんどの人が老後を「大失敗」するのにはハッキリした原因があった…実は誤解されている「お金よりも大事なもの」〉では、老後の生活を成功させるための秘訣を紹介しています。
丹羽 宇一郎