YouTube『【ひろゆき×城田優】ケセラセラ精神の持ち方！』より

　4月13日、俳優の城田優がYouTubeチャンネル「夜な夜な生配信!ひろゆきと有名人に…【質問ゼメナール】」に出演。城田が展開した持論に、実業家のひろゆき氏も納得する場面があった。 　この番組は、ひろゆき氏と有名人が、視聴者の悩み相談や質問に一緒になって答える生配信トーク。 　番組の最後に、視聴者から「ドラゴンボールで願いをするなら、何を願いますか？」と質問された城田は、「超極論になっちゃんですけど、引かないでくださいね」と前置きしたうえで、こう持論を述べた。 「ラブ＆ピース精神マックスで、みなさんのことを考えたうえで、『地球をいま、スンと痛みも苦しみもなく消し去ってください』といいます。僕も含めて全部の存在を」 　ひろゆき氏が「（新世紀）エヴァンゲリオンみたいな話になりますね」と応じると、城田はこう続けた。 「『ラブ＆ピース』というマインドをずっと育て続けて生きているなかで、すごく悲しい話というか、あきらめているわけではないんですが、やっぱり難しいじゃないですか、『平等』って。どんだけがんばったって絶対に平等にはならない。 　男女差別、貧困、人種差別はまあ、どうにかできると思うんですけど、信仰心だったり、神様という、僕らが見ることができない存在がたくさんいるんだという考えがある時点で、そこをひとつにするのは難しい。 　ルールがまったく違うじゃないですか。食べちゃいけないものにしても、してはいけないことにしても。国のルールひとつ取っても、ぜんぜん違う。 　ぜんぶひっくるめて、いちばんの『ラブ＆ピース』は何かと考えたときに、いま苦しんでる人、悲しんでる人、泣いてる人も痛い思いをしている人も、戦争・紛争のさなかにいる人も含めて、みんな痛みもなく一瞬で『パン！』と消えられれば。 　僕以外、知らないわけですよ。（ドラゴンボールの）神様、シェンロン（神龍）が『願いをかなえらえる』といったときに、『地球まるごと消してください』といえば。なくなるというマインドさえもない。 　僕が考えて考え抜いた究極の『ラブ＆ピース』はこれですね。けっこうずっとこれを願っています」 　これに対して、ひろゆき氏は、 「参考になりました。そういう（みな平等という）幸せを成立させるには、たしかに瞬間で終わらせるがいちばんいい。言っていることは正しい。これ以上、いい答えがあるのかと言われるとちょっと難しいけど、考えておきます」 　と引き取り、2人のやり取りは終わった。 　ひろゆき氏は同日、自身の「X」に動画を貼り付けたうえで、こう書き込んだ。 《「なるべく多くの人の不幸をなくす事」が人類の目指す幸せなのだとしたら、論理的には突然地球が消滅するのが最大多数の最小不幸を実現する為の手段である、、と言う予想外の雑談になった城田優さん回。》 　この書き込みに対し、「X」では賛否が渦巻いた。 《人類が幸せに生きられる論理を追求した方がいいです》 《同時に、多くの人の幸せも、突然消滅しますね》 《誰ひとり予測もできずに瞬間的に消滅するのならありですね》 　ひろゆき氏は《なんで幸を増やすではなく不幸を減らすになってしまうのか》とした疑問に対し、こう答えている。 《人間は幸福に慣れてしまうのです。中学生はファーストフードで大喜び。社会人はマクドで喜ばない。幸福を求める人々は、他人より上に立ちたいという際限のない競争をし続けます。多数の不幸を減らす事は出来ても、多数の幸福の実現は難しいのです。》 「ラブ＆ピース」から勃発した「幸せって何」論争。ひろゆき氏は、城田の持論を超える答えを考えつくことができるだろうか。