【日本株】新NISAでの長期投資におすすめの「王道株」2銘柄! 13期連続増配予想で株価も手頃な「NTT」、環境・防衛・航空など成長事業が多い「三菱重工業」に注目
【日本株】新NISAにおすすめの「王道株」2銘柄を紹介! 安定感と成長性を兼ね備えた「NTT」と「三菱重工業」に注目! 【図版】成長事業が多く、今後が期待される銘柄 ●誰でも買いやすいうえに好材料も揃った「NTT」や、 脱炭素社会への過渡期で活躍しそうな「三菱重工業」に注目! 新NISAで初めて投資する株初心者でも安心して買えるのが、日本を代表する企業の「王道株」だ。王道株の中には、安定感がある一方で成長性に乏しい銘柄もあるが、なかには安定感と成長性を兼ね備えた銘柄も。ここではアナリストなどの専門家20人がおすすめする王道株の2銘柄を紹介しよう(※株価などのデータは1月4日時点)。 一つ目の銘柄は、2023年7月に1株⇒25株の株式分割を行ったことで話題を集めたNTT(9432)だ。 NTTはNTTグループの持ち株会社。傘下の事業会社に携帯電話シェアトップのNTTドコモ、ITサービスのNTTデータ、地域通信会社のNTT東日本・西日本などがある。 「1株⇒25株の株式分割で個人株主にも買いやすくなり、買収防衛体制も備えた”国民が最初に買う株”に。注目は6G時代の通信基盤の『IOWN』。規格化に弱い日本ですが、IOWNはNTT、ソニー、インテルが主体でマイクロソフトなども参画。本拠地を米国に置き、規格化を目指しています」(内藤証券・高橋俊郎さん) マーケットコメンテーターの岡村友哉さんも「時価総額1兆円超の大型株の中で、もっとも安く買える低位株です。『IOWN』や自動運転領域など、成長投資も充実。13期連続増配、自社株買いも実施と、株主還元面でも規範となる存在と言えるでしょう」と評価している。 また、「NTT法」改正の動きも好材料になりそうだ。ラカンリチェルカの村瀬智一さんは「NTT法が廃止になれば、政府への開示義務がなくなり、新たな技術開発に向けた取り組みを積極的にやりやすくなる」と見ている。外国人の保有比率への制限もなくなることから、通信業界の再編機運が高まる可能性も。今後の動向に注目だ。 二つ目の王道株は、次世代を担う成長分野を手掛ける三菱重工業(7011)だ。 三菱重工業は総合重機トップ。三菱グループの中核企業で発電、産業、航空宇宙の3部門が主力。環境エネルギー・防衛・航空など成長分野が多く、ポテンシャルが高い。 「脱炭素社会に向けた過渡期に重要な役割を果たすGTCC(ガスタービン・コンバインドサイクル発電プラント)や、見直し機運が高まる原発関連の需要が拡大中。地政学リスクの高まりによる防衛予算の拡充も、同社には追い風でしょう」(ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチの仲村幸浩さん) 「日・英・伊の次世代戦闘機開発で日本側の中核といえる存在です。エネルギー事業では三菱電機と『三菱ジェネレーター』を設立。水素、アンモニア混焼の次世代火力発電用タービンの開発や、製造・保守を目指しています。二酸化炭素吸着技術においても世界トップ水準です」(株式アナリストの鈴木一之さん)
ザイ編集部
【関連記事】
- ■【新NISA】好業績な「おすすめ高配当株」ランキングのトップ10を発表! 配当利回り5%超の「JT」や、4%台の「ソフトバンク」「神戸製鋼所」「武田薬品」などに注目
- ■【日本株】2024年に株価が急騰しそうな「すぐ2倍株」の2銘柄! ウルトラマンで大化け期待の「円谷フィールズ」、株価低迷で割安感が出てきた「エムスリー」に注目
- ■「連続増配株ランキング」ベスト20![2023年最新版]33期連続増配の「花王」、23期連続増配で利回り4%超の「三菱HCキャピタル」など、おすすめ増配銘柄を紹介
- ■「配当利回りランキング」高配当ベスト50銘柄を公開!【2023年最新版】会社予想の配当利回りランキングと一緒に、株主優待の有無や連続増配期間もチェック!
- ■【新NISA】長期保有におすすめの「株主優待株」2銘柄を紹介! 購入額の3~7%がキャッシュバックされる「イオン」、ビールなどがもらえる「キリンHD」に注目!