「早く金を準備しろ」緊迫の強盗対応訓練で防犯意識向上を「闇バイト」強盗事件など警戒呼びかけ(島根)
山陰中央テレビ
犯罪の多発が心配される年末を控え、益田市の金融機関で強盗を想定した対応訓練が行われました。 「早く金を準備しろ」 時折、声を荒げ、従業員を脅す犯人。ナイフを手にしています。 益田市のJAしまね益田中央支店で行われた強盗対応訓練です。 犯罪の多発が懸念される年末に向けて金融機関の担当者に強盗への対応を確認してもらおうと20日、益田警察署が実施しました。 訓練では、警察官扮する犯人が金を奪って車で逃走したあと、通報を受けた警察官が現場に到着。従業員から犯人の特徴や車のナンバーなどを聞き取りました。 西いわみ地区本部益田中央支店・伊藤達男支店長: 「この益田でもこういったことが起こらないとは限らないので、お客様の命、職員自らの命を守れるような落ち着いた行動が取れるように改善していきたいと思います」 訓練のあと警察官が、強盗だと分かった時に他の従業員にも伝わるよう、事前にサインを決めておくと迅速な対応につながることなどをアドバイスしました。 益田警察署・三島幸雄生活安全課長: 「現在、闇バイトとか市民の方が不安に思う強盗事件が後を絶ちません。これからも訓練などを通じて、絶対に強盗を起こさせない益田市を目指して活動していこうと思います」 警察は年末に向け、金融機関などに強盗などの犯罪への警戒を呼びかけることにしています。
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