ホンダがコンパクトSUV「ヴェゼル」のマイナーチェンジモデルを発表
内外装をブラッシュアップ
本田技研工業は2024年4月25日、コンパクトSUV「ヴェゼル」のマイナーチェンジモデルを同年4月26日に発売すると発表した。 【写真】マイナーチェンジしたホンダのコンパクトSUV、ヴェゼルの変更ポイントや新設定されたアウトドアテイストのHuNTパッケージを詳しく見る(94枚) ホンダ・ヴェゼルは2021年4月に初のフルモデルチェンジを受け、2代目に移行。初代から継承されるスポーティーなデザインと上質で爽快な走り、使い勝手の良さを兼ね備えたアーバンSUVとして多くの支持を得ているという。 今回のマイナーチェンジでは、「EXPAND YOUR LIFE(エクスパンド ユア ライフ)」をグランドコンセプトに設定。内外装のブラッシュアップと、走りの質感や安全性能の進化がうたわれている。 エクステリアでは、フロントグリルとフロントバンパー、リアコンビネーションランプのデザイン変更が目を引く。リアコンビネーションランプはオールLED 化され、水平基調の2段のグラフィックを採用する。 インテリアについては、センターコンソールの形状変更がトピック。運転席、助手席の双方からアクセスしやすい左右対称の2段形状に改められた。前席用にUSB Type-Aポートを2口備えていた従来型に対し、最新モデルでは助手席側のポートがUSB Type-Cに変更された。 ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」搭載車では、ダッシュボードやルーフ、フロアの各遮音材と防音材の厚み、配置を最適化することで、エンジンの始動音やロードノイズを低減。静粛性を高め、上質で快適な移動空間を実現したという。e:HEVモデルのFF車ではダンパー減衰力をより緻密に見直すことで、フラットで無駄のない動きを追求している。 パワートレインは基本的に従来型を踏襲するが、エネルギーマネジメント制御を見直すことで、エンジン始動回数、停止頻度を従来型よりも大幅に低減。アクセルレスポンスも向上させている。 4輪に最適な駆動力配分を行い、高いコントロール性と安心感を提供する「リアルタイムAWD」を全モデルに設定。滑りやすい路面でのトラクションコントロールのブレーキ介入タイミングを見直すことで、より安心感のある発進・加速を追求している。純ガソリンエンジン搭載モデルはこの4WD車のみの設定となった。