“絶対女王”デフロート 四大大会14連覇達成、単複通算では41勝<女子車いすテニス>
全仏オープン
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は8日、女子車いすテニスのシングルス決勝が行われ、第1シードの“絶対女王”D・デ フロート(オランダ)が世界ランク6位のジュ・ジェンジェン(中国)を4-6, 6-2, 6-3の逆転で破り、四大大会22勝目をあげた。 【ズベレフvsアルカラス 全仏オープン決勝 1ポイント速報】 27歳のデ フロートは今回の優勝で、四大大会シングルスにおける連覇を14に伸ばした。決勝では今大会初めてセットを落としたものの、第2セット以降は圧倒。本来の力を発揮し、逆転勝ちでタイトルを獲得した。 試合後にデ フロートは「彼女(ジェンジェン)は精神的にとてもタフだし、どんなことにも動じないだろうと思っていた。(ジェンジェンにとって)初めての決勝だったことを考えれば、彼女はとてもよくやったと思う。自分自身を誇りに思ってほしい」とコメントしている。 全仏オープン4年連続のシングルス制覇を達成したデ フロート。ダブルスではA・ファン クート(オランダ)とのペアで決勝に進み、上地結衣/ K・モンジャニ(南アフリカ)を撃破。単複2冠を果たすとともに、ダブルスでも四大大会19勝目を達成し、四大大会では通算41個目のトロフィーを掲げた。 デ フロートは今後ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に大会4連覇をかけて参戦。その後はパリパラリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)に出場する。