ワリス、デビュー・アルバム『The Jester』を発表 The 1975とのツアーから生まれた楽曲を公開
日本にルーツを持つ、米ロサンゼルス在住のシンガー・ソングライター“ワリス”(Walice)が、デビュー・アルバム『The Jester』を11月15日(金)に発表します。収録曲「Heaven Has To Happen」と「The Opener」がミュージック・ビデオとあわせて公開されています。 ワリスは幼少期からチェロを弾き、10代でオリジナル楽曲の制作を開始。2021年にデビューEP『Off the Rails』を発表しました。その後、Dirty Hitに移籍してリリースを重ね、The 1975らのツアーでオープニングアクトを務めるなど、音楽活動を続けています。 公開された楽曲「Heaven Has to Happen」について「2022年にスティル・ウージーのオープニング・アクトを務めるツアーに出た直後から書き始めたの。アーティストとして、私は常に自己不審を抱え、自分はこのシーンにふさわしくないのかもしれないと考えていた。この曲には、自分のキャリアに疑問を持ちながらも、この仕事は必ず報われるという決意が込められています」とコメント。 さらに、6分を超える大作「The Opener」については、「The 1975のオープニングを務める1ヵ月のツアーに出たの。素晴らしい経験だったけど、オープニングの仕事について考えるのも興味深かった。観客を温めるためなのか、それともただ空いたスペースを埋めるためなのか。観客の前の方にいた多くの人たちは、The 1975の為に何時間も外で待っていた。だから、私の演奏にはあまり興味はなかったと思う。ある晩、オープニングの後にThe 1975のライブを見る為に客席に行ったら、その中の女の子が私にぶつかって、ビールをこぼしたの。彼女は直ぐに謝って立ち去って行った。その経験から、私はステージで全力を出し切らなかったんじゃないか?と思ったり、自分が大きなアリーナにいる顔のない空の人間のような気がした。〈The Opener〉は、私のこれまでのキャリアにおける達成と失敗、そしてその両方が同時にあることをテーマにした楽曲なの」と語っています。