「ずっと体調も悪くて…」石原さとみが涙ながらに舞台裏を語る『ミッシング』特別映像
石原さとみが主演を務め、『空白』(21)、『愛しのアイリーン』(18)、『ヒメアノ～ル』(16)の吉田恵輔がオリジナル脚本で監督を手がけた映画『ミッシング』(5月17日公開)。本作より、石原自身が撮影の舞台裏を語る特別映像が解禁された。 【写真を見る】映画『ミッシング』撮影現場の石原さとみと吉田恵輔 本作は少女の失踪事件をめぐって、世の中に溢れる欺瞞や好奇の目に晒されながらも奮闘する人々の姿に迫った物語。主演の石原が、娘の美羽(有田麗未)の失踪により徐々に心を失くしていく母親、沙織里を演じる。また娘の行方を捜す家族の取材する地元テレビ局の記者、砂田役に中村倫也、妻の沙織里と夫婦喧嘩が絶えなくなる夫、豊役に青木崇高、美羽が失踪する前の最後の目撃者となった沙織里の弟、圭吾を森優作が演じる。また小野花梨、細川岳、小松和重、カトウシンスケ、山本直寛、柳憂怜、美保純らが出演する。 公開を明日に控えた本作からこのたび解禁されたのは、撮影現場で収録された石原の貴重なインタビューを含んだ特別映像。映像では、これまでの石原の経歴を振り返りつつ、順風満帆に俳優としてキャリアを重ねてきた彼女が涙ながらに“不安でしょうがなかった”と明かす様子をはじめとした貴重なインタビューが収められている。 映像の中で石原は「多分、技量がないから、監督が求めているものができているんだろうか、とすごく不安になることが多々ある」、「口内炎がずっと3つあるんです(笑)。なんだかずっと体調も悪くて。でも、沙織里も多分そうだろうなと思いながら(演じていた)」など、自然とあふれてくる涙を押さえながらも、自分を取りつくろうことなく、そのままに話す石原の姿が。共演の中村は「さとみちゃんがあれだけいろんなものをすり減らしながらやっているのはみんな感じている」、青木は「(石原さんの演技を見て)母親の子を思う力っていうのは、すごいなって思いましたね」と、撮影現場で接した心身ともにボロボロになっていた石原について話していて、それほどのものを背負っていたことが伝わってくる。 また特別映像には、インタビューにあわせて撮影現場の様子を捉えた貴重なメイキング映像も。現場で段取りにのぞむ石原と監督の吉田、アップ後には笑顔を見せるなど、キャスト＆スタッフ一丸となっていた現場の温度感も伝わってくる。 石原による心身を削る熱演が堪能できる本作。彼女の新境地をぜひスクリーンで堪能してほしい。 文/スズキヒロシ ※吉田恵輔監督の「吉」は「つちよし」が正式表記
