民進党新代表の前原氏会見(全文1)白票が多く厳しい党運営になると思った
民進党新代表に選出された前原誠司氏が1日、臨時党大会後に記者会見を行った。選出後のあいさつで「非常に難しい船出だとの思いを強くした」と語った理由や、選挙戦で「見直し含め検討する」としていた野党共闘などについて質問が出た。 【写真】民進党新代表の前原氏会見(全文2完)野党共闘「私の考え方含め選ばれた」
選出後に「厳しい船出」と語った理由は?
司会:お待たせいたしました。それでは民進党、前原誠司新代表による会見を始めたいと思います。それではもう質疑から入ってよろしいでしょうか、代表。はい。それでは質疑から入りたいと思います。社名とお名前を名乗って、1社1問でお願いいたします。まず最初、幹事社のNHKさんからお願いします。 NHK:幹事社NHKのイナダと申します。よろしくお願いいたします。先ほどのごあいさつの中で、投票結果を聞いて厳しい船出だというふうにおっしゃいました。なぜそのように思われたのか、そしてそれを乗り越えるためにどのような党運営、そして幹事長をはじめとした役員人事を行っていくのか、日程感を含めて教えてください。 前原:まずお待たせしたことを、おわびを申し上げたいと思います。今、ご質問のあったことでありますけれども、私が一番やはり自分自身で今回の投票結果で厳しい党運営になるのではないかと申し上げたのは、白票の多さですね。白票が多かったということについては、これは大変厳しい党運営になるのではないかという思いを持ったと、こういうことであります。人事はこれから、先ほど代表にならせていただいたばかりでありますので、今後考えさせていただきたいと、こう思っております。
白票は「離党予備軍」ということか?
司会:じゃあ次の方。じゃあ後ろのブロックの一番向こう、ムラカミさん。はい。 テレビ朝日:テレビ朝日のムラカミと申します。関連してお伺いしますけれども、厳しい船出というふうにおっしゃっていましたけれども、国会議員の白票が出たことをどのようにご覧になっているのか、あらためてお聞かせください。これは離党予備軍が出ているという認識でよろしいでしょうか。 前原:今の段階で私がそれに対してコメントをする必要はないというふうに思います。とにかく新たな体制をしっかり決めて、みんなでしっかりとこの党をもう一度政権交代の高みまで、皆さんの力で持っていく、そのことに力を注ぎたいと、こう思っております。