「初任給25万円以上」の企業へ就活をしているという大学生の息子。新卒から給料の高い企業は日本にどれくらいあるのでしょうか?
初任給は産業区分・職区分・企業規模などによって多少変わる
前述の東京労働局職業安定部の調査によると、初任給の平均は、産業区分・職区分・企業規模などによって多少変わります。例えば産業別では「建設業」が22万7500円ともっとも高く、「宿泊業・飲食サービス業」が20万5700円ともっとも低い結果でした。 また同じ建設業でも、「運輸・清掃・包装等従事者」は24万円、「保安職業従事者」は20万6100円と、従事する職の区分によって差があります。企業規模についていえば「1000人以上」は22万3000円なのに対し、「29人以下」は21万5000円と開きがありました。 このように初任給はいろいろな状況により差が生じます。
初任給25万円以上の企業は少数派
学歴や産業区分・職区分・企業規模などにより多少幅がありますが、平均値としては15~24万円ほどがボリュームゾーンでした。 就職先によっては初任給25万円以上を達成できる可能性がありますが、全体的な傾向からすると、初任給25万円以上の企業が占める割合は少ないようです。 出典 株式会社帝国データバンク <緊急調査>2024年度賃上げ実績と初任給の実態アンケート 東京労働局職業安定部 学卒者の初任賃金(8、13ページ) 一般財団法人労務行政研究所 2024年度 新入社員の初任給調査(1ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部