見た目も中身も“ブラックジャック”みたいな財布!?
〈ベルルッティ〉ならではの独特な深みと高いデザイン性!
ブラックジャックみたい、と表現することが正しいかわからないけれど、この財布を見たときの正直な感想だ。“ラピエセ・ルプリゼ”と名づけられたこのコレクションは〈ベルルッティ〉が誇るパティーヌ(手作業ならではの独特なムラ感を表現する染色技法)レザーとスクリット(数世紀前のカリグラフィーの文字などを刻印したデザイン)レザーをパッチワークした限定デザイン。ふたつのレザーを繋ぐ大きな縫い目も特徴。 この縫い目が“ブラックジャック”的なわけだけれど、このデザインには深~い理由がある。“大切な品物を修繕して使う”という意味から名づけられた“ラピエセ・ルプリゼ”コレクションは、2005年に4代目当主のオルガ・ベルルッティによって生み出されたとか。いいものを長く使うという思考が、レザーを繋ぎ合わせるというアイコニックなデザインで表現されているというわけ。なんとも小気味よく、美しい。
そして、繊細かつ、重厚な見た目と裏腹に、機能面も充実しているのも見逃せないポイント。高い収納力はもちろん、しっかり小分けになっている気遣いは、ブラックジャックの持つ真の優しさにも似ている!? ※雑誌『Safari』10月号より