クロップ・チルドレンがリヴァプール4冠の夢つなぐ ダンズ2発などで若手だらけのリヴァプールがFA杯5回戦突破
またも若手が活躍
FAカップ5回戦、リヴァプールはサウサンプトンと対戦し、3-0と勝利を収めた。 この試合は遠藤航も欠場。主力となったのはアカデミーの若い選手たちだ。前半終了間際の44分にボビー・クラークがカットインで侵入したところから、ルイス・クーマスがシュートを放ち、これが先制点となる。 また、73分には途中出場のジェイデン・ダンズが追加点。ハーヴェイ・エリオットがハイプレスからボールを奪うと、背後に抜けたダンズに繋ぎ、ダンズはチップキックでGKを破った。 88分にはコナー・ブラッドリーのシュートのこぼれ球に詰めていたダンズが3点目を奪い、試合は快勝となった。 負傷者が重なっており、サウサンプトン相手に惨敗してもおかしくない状況だったが、若手の活躍によってリヴァプールはFA杯でもコマを進めた。英『Daily Mail』は「この2週間で何かを成し遂げたとすれば、それは子供たちに、ハードワークと忍耐力があればアンフィールドでもウェンブリーでもユニフォームを着て、レッズの名を刻むチャンスがあるのだということだ。それは歴史だ」と綴っている。 カラバオ杯120分の激闘に続いて、またもリヴァプールの若手たちが気概を見せた。クロップが指導した最後の子供たちは、怪我人続出の大ピンチでその力を発揮しつづけている。リーグ戦を戦い抜けないのではと心配されるリヴァプールだが、このクロップ・チルドレンは侮れない。
構成/ザ・ワールド編集部