三菱エクリプスはチョイ不人気?でも、オープンモデルのスパイダーは即完売!288万円/200台限定【今日は何の日?5月23日】
●200台限定販売でオープンモデルのスパイダーを追加
2代目エクリプスデビューの2年後1996年に、限定販売でオープンモデルのスパイダーが加わった。 クーペスタイルのルーフを電動トップにしたオープンボディに、クーペと同じ高性能の220psを発生する2.0L直4 DOHCインタークーラー付ターボエンジンを搭載し、ミッションは4ATのみ。電動開閉式のソフトトップは10秒で開閉でき、運転席&助手席エアバックとABSが標準装備された。 当時は、バブル景気が崩壊しスポーツモデル冬の時代に突入した最悪のタイミング。ベースのクーペの販売は伸びなかったが、個性的なスパイダーは価格288万円/200台限定で販売され、すぐに完売となった。ちなみに、当時の大卒初任給は19.4万円程度(現在は約23万円)なので、単純計算で現在の価値では約340万円に相当する。 なお、エクリプスはこの2代目を最後に日本への投入は中止され、2004年に新型となったスパイダーのみ日本で販売された。 ・・・・・・・・ エクリプスの名前を受け継いだ「エクリプスクロス」が2018年にコンパクトSUVとなって復活。さらに2020年には「エクリプスクロスPHEV」へと進化した。高性能スポーツモデルの時代が終わり、世界的なSUV時代と電動車時代の到来に合わせ、エクリプスも進化したのだ。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純