<民王R>“チーム泰山”の中に“裏切り者”がいる可能性が浮上…そんな中、遠藤憲一“泰山”は妊娠中の女性と入れ替わる
遠藤憲一主演ドラマ「民王R Inspired by 池井戸潤」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)第7話が12月3日(火)に放送される。 【写真】指の隙間からこっそり覗く猫田(山時聡真)と田中丸(大橋和也) ■総理大臣が誰かと“ランダム”に入れ替わる奇想天外ストーリー 同ドラマは、「半沢直樹」シリーズや「下町ロケット」シリーズ、「ハヤブサ消防団」などで知られる作家・池井戸潤の「民王」にインスパイアされた作品となっている。前作である2015年放送のドラマ「民王」では、遠藤演じる現職総理大臣・武藤泰山と、“未曾有”(みぞう)を“みぞうゆう”と読んでしまうほどおバカな息子・翔(菅田将暉)の心と体が入れ替わるという珍事が時にシニカルに、時にハートフルに描かれた。 今作の「民王R」では、再び総理大臣の座に就くことになった泰山(遠藤)がまたしても入れ替わりの事態に見舞われることに。しかも今度の入れ替わり対象は全国民。毎話、総理大臣が国民の誰かとランダムに入れ替わってしまうというストーリーが展開していく。 泰山の書生であり政治に対して無垢で無知なピュア人間・田中丸一郎太役をなにわ男子・大橋和也が、泰山の新たな公設第一秘書・冴島優佳役をあの、警視庁公安部所属の猫田マモル役を山時聡真、絶大な諜報能力と格闘能力を有する優秀な警察官・新田理役を山内圭哉、武藤内閣の内閣官房長官・狩屋孝司役を金田明夫が務める。 ■武藤泰山(遠藤憲一)、第7話では妊娠中のドラマプロデューサーと入れ替わり 第7話では―― いよいよ入れ替わりテロの黒幕に肉薄した武藤泰山(遠藤憲一)たち。しかし公安の新田理(山内圭哉)らがナリタカンパニーに強制捜査に踏み込むものの、中はすでにもぬけの殻。新田と猫田マモル(山時聡真)は、狩屋孝司=カリヤン(金田明夫)、田中丸一郎太(大橋和也)、冴島優佳(あの)ら“チーム泰山”の中に裏切り者がいるのかもしれない、と泰山に告げる。 時を同じくして、さまざまな国民との入れ替わりを繰り返しながら、乱高下してきた内閣支持率も、白鳥を救うために堀田(外見は泰山)が披露したフリップ芸が身内を庇っているなどとしてSNSが炎上したことによりここにきて大暴落。野党は武藤内閣に対して内閣不信任案の提出を決める。 SNS上で炎上が続く中、またしても泰山に入れ替わりが起こる。今回、泰山が入れ替わったのは制作会社のドラマプロデューサー・月本茜(武田梨奈)。妊娠後期の身でありながら、テレビ局のプロデューサー・小田山正平(正名僕蔵)とスタッフ、主演女優の神崎塔子(橋本マナミ)の板挟みになりながら働いている女性だった。 「このまま産休に入るから大丈夫」という茜(外見は泰山)の言葉をよそに、撮影現場に戻った泰山(外見は茜)はつわりに苦しみながらも、茜の職務を全うしようと奮闘。しかし、とんでもないトラブルが発生してしまう。 一方、総理官邸では茜がプロデューサー業で培った根回し力を発揮。しかしその頃、田中丸にはある危機が襲いかかっていた。 ――という物語が描かれる。 ■茜のために立ち上がる泰山「そんな偉業が迷惑であってたまるか!」 公式サイトなどで見ることができる予告動画では、泰山と茜が入れ替わってしまい、「なんじゃ、こりゃー!」と、泰山(外見は茜)が絶叫するところから始まる。ドラマプロデューサーの茜は妊娠34週、あと10日で産休に入るところだった。 妊娠を体験することで「世の妊婦はこんな思いを…」と、その大変さを身をもって知った泰山。産休に入るまで懸命に仕事をするが、主演女優の神崎塔子が突然ドラマを降板するというピンチが。泰山は思わず塔子に「あんた、それでもプロか!」と怒鳴るが、逆に「そういうあんたこそ、プライドどこやったのよ!」と言い返される。 泰山の姿になった茜が語るところによれば、子どもができたとわかったときと、ドラマの企画が通ったときが同じときで、小田山プロデューサーからその仕事を渡すように言われたのだという。 「仕事も出産も欲張ったせいで、みんなに迷惑かけて…」と両立の難しさにうつむく茜に泰山は「あんた母親になるんだぞ!」と一喝。「そんな偉業が迷惑であってたまるか!」「取り戻すんだよ、あんたの仕事を!」と力強く言い放つ。 ■ピストルを構えた前秘書・貝原(高橋一生)の姿も 一方、突然浮上してきた“チーム泰山”の中に「裏切り者」がいる可能性。「裏切り者など本当にいるのか?」と尋ねる泰山に、新田は「我々の見立てでは調べ上げるべき人物がひとり…」と答える。その直後、口にガムテープを貼られもがく田中丸の姿が。「まさかの裏切り者の正体!?」というテロップが流れ気になる展開となっている。 また、動画には、ピストルを構えた前秘書・貝原(高橋一生)の姿も。最後は、中身は泰山のままの茜が「武藤泰山に乗り越えられぬ山はなーい!」と、必死の形相で出産に挑むところで締めくくられる。