【広島】末包昇大、豪快2ランも…直後の守備で負傷交代 離脱なら影響は甚大 今季は左膝故障で出遅れ
◆JERAセ・リーグ 中日―広島(22日・バンテリンドーム) 広島の末包昇大外野手が、豪快2ランを放った直後に負傷交代するアクシデントがあった。 0―0の4回1死一塁。中日先発・メヒアの低め直球を振り抜いた打球は、ライナーで左翼フェンスをギリギリで越えた。6日に日本ハム戦(マツダ)以来、11戦、43打席ぶりの6号で貴重な先取点をもたらした。「前の打席で凡退していたので何とか仕事ができて良かったです。(大瀬良)大地さんが頑張っているので先に先制することができて良かったです」と振り返ったが、直後の守備で異変が起きた。 4回無死、田中の左翼への浅い飛球をスライディングキャッチした。再び広島ファンで真っ赤に染まる左翼席が沸いたが、末包はスライディングしたままの姿勢から動かなかった。ベンチに異変を訴え、そのままトレーナーとともに歩いてベンチへと戻ったものの、そのまま交代となった。 今季は自主トレ中の1月下旬に元々の古傷でもあった左膝内側半月板の損傷で離脱。5月8日の1軍昇格から、この日までチーム単独トップの6本塁打で中軸として打線を支えていた。離脱となれば、チームにとって大きな痛手となる。
報知新聞社