原発事故で避難した先の猪苗代町で決意語る…バド五輪代表の壮行会(福島)
福島放送
パリ・オリンピックに出場する県内ゆかりのバドミントン選手らが、学生時代を過ごした福島県猪苗代町で熱いエールを受け取りました。 壮行会に出席したのは福島県会津若松市出身で初めてオリンピックに出場する大堀彩選手や東京オリンピック銅メダリスト渡辺・東野ペア。 元世界ランク1位の保木・小林ペアの5人です。 5人はバドミントンの強豪、富岡中学校や富岡高校に入学。 しかし、原発事故によって練習拠点が避難区域となり、学校の移転先である猪苗代町で練習に励みました。 多感な時期を過ごした猪苗代町での思い出は…「山を走ったこと」 選手達は下宿先のペンションから磐梯山へと続く道で下半身を鍛えたといいます。 保木卓朗選手は、 「あの山を上るのが本当に大嫌いで、こうして猪苗代に帰ってきて磐梯山を見た時に少し嫌な気持ちになったが、あれを乗り越えたからこそパリ五輪にも出場できたのかなと思っています。」などと話しました。 4日は猪苗代中学校と高校の生徒あわせて約350人も出席し熱いエールが送られました。