<解説>「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」興収40億円突破の大ヒット 見る度に発見が!
大河原さんにインタビューした際、福田監督の提案で、キャバリアーのようなメカが登場することになったことを明かしていた。
ネタバレになるので触れないが、「ドラグナー」以外にもさまざまなオマージュがちりばめられており、幅広い世代が楽しめるのも「SEED FREEDOM」の魅力の一つになっている。
◇キャラ、MSの魅力を凝縮 起承転結が分かりやすい
もちろん「SEED FREEDOM」の魅力は、オマージュだけではない。キャラクターやMSの魅力が約2時間に凝縮されている。だから何度も見たくなるのかもしれない。特に後半は、怒涛の展開で、圧倒された人も多いはずだ。
アニメを手掛けたバンダイナムコフィルムワークスの仲寿和プロデューサーは「起承転結が分かりやすく、前半を丁寧に描きつつ、後半が駆け足になりすぎていません。時間、場所が飛ぶところもあるのですが、分かりにくいわけではなく、本当にすごい構成です。後半は特に監督が大変だったと思います」とも話していた。
福田監督はこれまでインタビューやイベントなどで「ファンのために」と度々口にしてきた。約18年にわたって待ち続けてきたファンに向けて、何度見ても楽しめる作品にしようとしたのかもしれない。同作は、4DX、MX4D、Dolby Cinema版も公開されており、好調だという。ラージフォーマットで鑑賞してもまた新たな発見があるかもしれない。