今永昇太、5連勝の裏側に光る好守「ボールがパカッと破れてたんです」 指揮官も絶賛のフィールディング
◆米大リーグ メッツ0―1カブス(1日・米ニューヨーク州フラッシング=シティフィールド) カブス・今永昇太投手(30)が1日(日本時間2日)、敵地・メッツ戦で7回3安打無失点の好投で開幕から無傷の5勝目を挙げた。7回先頭アロンソを投ゴロに打ち取ったシーンでは、反応よくマウンドを降り、一塁側へ飛んだゴロを処理して、倒れ込みながら一塁にトス。投球のみならず、フィールディングの良さもアピールした。 試合後の左腕は「あれは、ファインプレーにみせただけ。普通のプレーです」と笑っていたが、カウンセル監督は「あれが、今永が持っている気づきの良さ。とても頭脳的なプレーだった」と褒め称えていた。打球速度28・8マイル(約46・4キロ)。わずか飛距離5フィート(約152センチ)の当たりは、ドンづまりのゴロ。だが、ボールはものすごいスピンをしながら蛇行していた。 「実は、ボールがパカッと破れてたんです。だから、ナックル回転していた。僕もグローブで弾かないように両手で取りにいったんですけど」。今永いわく、縫い目の合わさる部分が裂けたようにめくれていたという。敏速な動きもさながら、瞬時の判断も抜かりなかった。 4月26日の敵地・レッドソックス戦でも、相手のセーフティーバントに素早く反応してグラブトスで一塁でアウトにしたプレーもあった。好守も自らの成績を支えている。
報知新聞社