演劇に改めて感謝したい、塚原大助・佐藤達の二人芝居「ソラニテ」開幕
「ゴツプロ!Presents / ブロッケン Ver.2『ソラニテ』」が、昨日3月20日に東京のOFF・OFFシアターで開幕した。 【画像】ゴツプロ!Presents / ブロッケン Ver.2「ソラニテ」より。(撮影:渡邉和弘)(他9件) ブロッケンは、ゴツプロ!主宰の塚原大助が、新たな作家・演出家・役者との出会いを求めて立ち上げた企画。第2回公演となる今回は、ナイーブスカンパニー主宰・高橋広大の作・演出による二人芝居「ソラニテ」を劇団桃唄309の佐藤達との共演で立ち上げる。 プロデュースを手がけ出演もする塚原は、開幕に際し、「全く出自の違う3人が、より良い作品を創るために演劇ならではの濃密な時間を過ごしました。演劇に改めて感謝したい。観劇後に大切な人に会いたくなるような、独りじゃないと思えるようなそんな作品になっていればとても嬉しいです」とコメントした。上演時間は1時間15分。公演は3月27日まで。 ■ 塚原大助コメント 脚本・演出の高橋広大と役者佐藤達と塚原大助がもがいてもがいて創り上げてきた作品「ソラニテ」がいよいよ開幕する。二人芝居を創る大変さと面白さ、苦しみと喜びは表裏一体。3人で試行錯誤、悪戦苦闘しながらここまで来た。 つかこうへい作品の脚色として定評がある作家・高橋広大のオリジナル作品となる「ソラニテ」は同じ罪を背負った2人の同級生の物語。この2人が小学生以来35年振りに再会する。「小さなこと、些細なことに向き合う誠実さ」が物語の一つのテーマとなっているが、このテーマが実際に稽古中に毎日のように繰り広げられた。引っかかっているところや疑問を逃さず、繊細に向き合う、その行動や対話には痛みや不安、など様々な感情が入り乱れるが、前に向かって歩くためには必要な時間だったし、その時間が丸ごと作品に反映された。そしてその誠実な向き合い方は、小さなこと、些細なことに幸せを感じるようになるのだと実感する。 全く出自の違う3人が、より良い作品を創るために演劇ならではの濃密な時間を過ごしました。演劇に改めて感謝したい。 観劇後に大切な人に会いたくなるような、独りじゃないと思えるようなそんな作品になっていればとても嬉しいです。 ■ ゴツプロ!Presents / ブロッケン Ver.2「ソラニテ」 2024年3月20日(水)~2024年3月27日(水) 東京都 OFF・OFFシアター □ スタッフ 作・演出:高橋広大 □ 出演 塚原大助 / 佐藤達 ※高橋広大の「高」ははしご高が正式表記。