しろとり動物園で“ちょっと珍しい”サル団子 暖かい小屋には入らず温めあうワオキツネザル…飼育員「理由はわからない」 東かがわ市
KSB瀬戸内海放送
冬の寒い日にサルが体を寄せ合って寒さをしのぐ「サル団子」。一般的にはニホンザルのサル団子が有名ですが、東かがわ市の動物園ではちょっと珍しい「サル団子」を見ることができます。 【写真】お互いを温めあうワオキツネザル
東かがわ市のしろとり動物園では9匹のワオキツネザルを飼育しています。 体長は50cmほどのワオキツネザルはキツネザルの仲間で、暖かいマダガスカル島の原産。ワオキツネザルの「ワオ」は「輪」の模様がある「尾」ということでつけられたということです。 群れで生活する習性があり、しろとり動物園でも赤ちゃん以外の8匹が仲良く暮らしています。 東かがわ市の19日の午前10時の気温は6.9℃と冷え込みました。日が陰り、体感的にも寒くなったその瞬間、ワオキツネザルは互いに体を寄せ合い「サル団子」を作ってお互いを温めあっていました。日本の寒さが苦手なようです。 そんな冬が苦手なワオキツネザルのために動物園は「ヒーター」を用意。サル団子の下にある飼育小屋の中に設置していますが……。 暖かい小屋の中に入ることなく、寒空のもと「サル団子」で寒さをしのいでいます。飼育員たちも「その理由はわからない」としていて、心温まる光景を見つめているそうです。 しろとり動物園によるとワオキツネザルのサル団子は2025年の3月ごろまではみられるということです。 (しろとり動物園/北山優真さん) 「(ワオキツネザルが)あんな感じで温まっているところが見えるので、皆さん見てもらって自分たちの心もポカポカしてもらったらなと思います」
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