土砂崩れ現場での二次被害防止へ 大型の土のうを積み上げる応急工事はじまる
今月12日に発生し3人が亡くなった松山市の土砂崩れの現場では、きょうから二次被害防止のため大型の土のうを積み上げる応急工事がはじまりました。 およそ6000立方メートルの土砂が崩れ落ちた松山市緑町の城山の斜面には、新たにおよそ1500立方メートルの土砂が堆積した状態になっているとみられています。 愛媛県によりますと、応急工事ではおよそ2トンの大型の土のうを斜面のふもとに積みあげ、落石や小規模な土砂の崩落など二次被害防止に役立てるということです。 工事初日のきょうは、中村知事が現地を視察し、土木部門の県職員らと工事の内容や工期について確認しました。視察を終えた中村知事は「できるだけ早く全力で応急工事を完成させたい」などと話しました。 県は、8月中旬までに土のうの積み上げを終わらせる計画です。 その後、松山市が斜面の土砂の撤去方法などを具体化する見通しです。