その映画「犬は死にますか?」「グロい描写ない?」などセンシティブな内容を事前に確認できる新サービスがスタート
エクラン株式会社は11月12日、映画やドラマに含まれるセンシティブな内容(トリガー)を事前に確認できるウェブサービス「milma.jp」を正式オープンしたと発表した。米国の人気サービス「DoesTheDogDie.com」と提携し、約5000本の作品についてのトリガー情報を日本語で提供する。 本サービスでは、動物の死、暴力シーン、薬物使用、感情的なシーン、差別表現など、様々なトリガー情報を作品名で検索できる。また、視聴後にユーザーがトリガーに関するコメントを投稿することで、コミュニティ全体での情報共有も可能だ。 エクラン株式会社の本田敬代表取締役は「約2年の開発期間を経て、観客の安心を第一に考えたサービスを実現できました」とコメント。「今後も扱う作品数を増やし、ユーザーの声に耳を傾けながらサービスの向上に努めていきます」語っている。 このサービスについて、字幕翻訳家の松浦美奈氏は「動物の死や昆虫の登場シーンが苦手で、翻訳時に映像を観られないこともありました。事前にチェックできるのは本当に助かります」と、サービスの実用性を評価。映画評論家の柳下毅一郎氏も「世界にはたくさんのフォビア(恐怖)がある。映画から驚きを奪うのではなく、むしろ新たな恐怖症を発見して驚きたい」と、サービスの可能性に期待を寄せた。 milma.jpの主な特徴は、トリガー情報の簡単な検索機能、ユーザー間での情報共有、そして安心な視聴体験のサポートなど。映画ファンが自分に合った作品選びができる新しいプラットフォームとして、今後の展開が注目される。