福島県浪江町に乗馬体験施設開園 ホーストレッキングなど多彩な触れ合いプログラム
馬との触れ合いや乗馬を体験できる「ノーマ・ホースヴィレッジ」は15日、福島県浪江町に開園した。町内の一般社団法人SOMAによる人と馬、自然が共生するコミュニティー「驫(ノーマ)の谷」の拠点となる。 多彩な体験プログラムを用意している。乗馬で豊かな自然環境を楽しむ「ホーストレッキング」や、馬との触れ合いで心を癒やす「ホースセラピー」などを展開する。 厩舎(きゅうしゃ)と放牧場を備え、馬8頭を飼育しており、敷地内にはニンジンや牧草を育てる農地や茶室も備えている。来年には馬と一緒に過ごせるキャンププログラムを始める。 初日は開園式を行った。「驫の谷」の共同代表で相馬中村藩主家第33代当主の長男相馬行胤(みちたね)さんが「構想の第一歩。これから新しいものをつくっていきたい」とあいさつした。馬によるテープカットや乗馬体験のデモンストレーションを繰り広げた。 同じく共同代表の高橋大就さんは「関係人口の増加を目指し、インバウンド(訪日客)需要を生み出す」と目標を語った。
施設の体験プログラムは公式サイトから予約できる。