元世界1位プリスコバ 4年ぶり念願のツアー制覇「本当に幸せ」<女子テニス>
トランシルバニア・オープン
女子テニスのトランシルバニア・オープン(ルーマニア/クルージュ・ナポカ、ハード、WTA250)は11日、シングルス決勝が行われ、世界ランク78位のKa・プリスコバ(チェコ)が第8シードのA・ボグダン(ルーマニア)を6-4,6-3のストレートで破り、2020年1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、WTA500)以来 約4年ぶりのツアータイトル獲得となった。 【大坂 なおみvsガルシア 1ポイント速報】 元世界ランク1位で31歳のプリスコバは約4年間にわたりツアータイトルと縁がなく、世界ランクも78位に低迷。今大会もシードは付かず、ノーシードでエントリーとなった。 1回戦では世界ランク188位のS・クラウス(オーストリア)、2回戦で同101位のC・オソリオ(コロンビア)、準々決勝で同98位のS・エラーニ(イタリア)、準決勝で同103位のH・ダート(イギリス)をいずれもストレートで撃破したプリスコバ。 決勝戦ではファーストサービスが入ったときに78パーセントの確率でポイントを獲得するなどホームの後押しを受けるボグダンのブレークを1度に抑える。リターンゲームでは11度のブレークチャンスのうち4度ブレークに成功。失セット0で17度目のシングルスツアータイトルを獲得した。 女子テニス協会のWTA公式サイトにはプリスコバのコメントが掲載されている。 「ここ数年、タイトルを取れていなかったからもちろん素晴らしい気分よ。今日は難しかったけど、雰囲気は素晴らしかった。今は本当に幸せだから、楽しみたい」