中国の偵察気球が中間線を相次ぎ横断 国防部「厳密に監視」/台湾
(台北中央社)国防部(国防省)は18日、中国の偵察気球が17日午前と午後の2度にわたり、台湾海峡の暗黙のライン「中間線」を越えて台湾側の空域に入ったと発表した。国防部は、待機させていた軍用機や軍艦、沿岸に配備するミサイルシステムで厳密に監視・対応したとしている。 国防部によれば、偵察気球は17日午前9時3分と同日午後2時43分にそれぞれ、中間線の北端を越えて、高度約2万7000フィート以下で東に向けて飛行を続けた。それぞれ同日午前9時36分、午後4時35分に姿を消したという。 また、18日午前6時までの24時間に中国の軍用機延べ6機と軍艦延べ2隻が台湾海峡周辺で活動しているのを確認し、このうち「運8」対潜哨戒機1機が台湾南西の空域に進入したと明らかにした。 (游凱翔/編集:名切千絵)